JavaScript, Node.js を始める
JavaScript 熱の高まりというか、やっぱり使えたらいろいろ便利そうだな*1と思い、昨年末あたりから少しずつ調べたりまとめたりしていたので、こちらにも書いておこう。
Node.js をインストール
公式サイトからインストールしてもいいけれど、入れ直したりバージョンを上げたりをやりやすくするためツール経由で入れるほうがよさそうなので nodebrew を使う。
curl
でインストール。
$ curl -L git.io/nodebrew | perl - setup
PATH を通しておく。
$ export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH
nodebrew 使い方
バイナリを入れるやり方でいいと思う。
# すでにインストールしていた場合 $ nodebrew selfupdate # インストール可能なバージョンを列挙する $ nodebrew ls-remote # バイナリを入れる場合 $ nodebrew install-binary <version> # ソースからコンパイルする場合 $ nodebrew install <version>
とりあえず stable
を指定したら v7.2.1
が入った。
# <version> の代わりに stable や latest という指定が可能 $ nodebrew install-binary stable # インストール済のバージョンを表示 $ nodebrew ls # 使用するバージョンを指定 $ nodebrew use stable # アンインストールする場合 $ nodebrew uninstall <version>
パッケージマネージャ npm について
Node.js をインストールすると npm コマンドが使えるようになる。パッケージマネージャと書いたけれど、備えている機能はもう少し幅広いようだ。
Node.js で開発する、プロジェクトを作るには以下のコマンドから始める。
$ npm init
プロジェクト名とか作者名とかいろいろ質問されるのでそれに答えていくとそれらの情報を含んだ package.json
が作成される。
npm init
の際にオプション --yes
をつけると全てデフォルトで進めてくれる。
package.json
にはインストールしたパッケージの情報を記載しておけば、そのプロダクトを別な環境でインストールする際に npm install
とするだけで依存するパッケージをインストールしてくれる。
link
- init | npm Documentation
- package.json | npm Documentation
- 2016年版 Node.jsで幸せになれる10の習慣 - Qiita
- package.json のチルダ(~) とキャレット(^) - Qiita
npm でパッケージをインストール
npm install <package_name>
でインストールする。
オプション --save
or --save-dev
をつけるとインストールと同時に package.json
にも記載される。
--save
は実行時に必要なパッケージとして "dependencies:"
に記載される。
--save-dev
は開発時に必要なパッケージとして "devDependencies:"
に記載される。
$ npm install <package_name> --save $ npm install <package_name> --save-dev
オプション
npm i
はnpm install
と等価-D
は--save-dev
と等価-S
は--save
と等価-g
は--global
と等価
以下のようにも書ける
$ npm i -D <package_name>
link
インストールしたパッケージを確認する
# ローカルのパッケージを確認 $ npm list # or ls # グローバルのパッケージを確認 $ npm list --global # or -g
ただ、上記のコマンドだと大量のパッケージが表示されるので以下のようにオプションを指定するのがよい。
$ npm list --depth=0
パッケージのインストール先
ローカルにインストールするとプロジェクトディレクトリ内の node_modules/
に入る。
グローバルにインストールすると <prefix>/lib/node_modules/
に入る。
<prefix>
を確認するコマンドは以下の通り。
$ npm config get prefix
ローカルにインストールしたパッケージを使うために PATH を通す。
$ export PATH=$(npm bin):$PATH
その他
インストールしたパッケージのアップデート
この記事が参考になりそう。まだ必要に迫られていないので試したりしていない。
インストールするパッケージのバージョンを指定
package.json
にはそのパッケージのバージョン番号も指定される。書式については以下の記事が参考になる。
ローカルのパッケージを Git の管理対象から除外
.gitignore
に node_modules/
と書いておこう。
*1:GoogleAppsScript とか Electron とかを用いて生活および仕事のタスクを処理する便利な何かを作れるのではないか的な