自分の強みを 5 つ挙げてもらう

強固な人生を築くためには自身の強みに着目することが大切、という内容の書籍「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」。勝間和代氏が紹介していたのでそれで知ったという人も多いと思う。
書籍を買うと Strength Finder という強み診断テストを受けることができる(書籍のカバー裏面に一冊ずつ個別の受験コードが印刷されているので、中古本を買ってもテストを受けられない可能性大)。本書では強みを 34 個に分類していて、その中で上位 5 つは何かがわかるようになっている。34 個の分類が知りたい人は下記エントリを参照のこと。

404 Blog Not Found:これで百戦危うからず? - 書評 - さあ、才能に目覚めよう

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51076714.html

書籍の本文も有用な内容が書かれていると思うし、 1,680 円でテストが受けられるのだから安いものだと思う。1 年後くらいにまた受けてみるのもいいかなと考えている。

自分のテスト結果

全34項目中、これらの資質があなたの強みの上位5つです。

最上志向(Maximizer)

優秀であること、平均ではなく。これがあなたの基準です。平均以下の何かを平均より少し上に引き上げるには大変な努力を要し、あなたはそこに全く意味を見出しません。平均以上の何かを最高のものに高めるのも、同じように多大な努力を必要としますが、はるかに胸躍ります。自分自身のものか他の人のものかに関わらず、強みはあなたを魅了します。真珠を追い求めるダイバーのように、あなたは強みを示す明らかな徴候を探し求めます。生まれついての優秀さ、飲み込みの速さ、一気に上達した技能——これらがわずかでも見えることは、強みがあるかもしれないことを示す手がかりになります。そして一旦強みを発見すると、あなたはそれを伸ばし、磨きをかけ、優秀さへ高めずにはいられません。あなたは真珠を光り輝くまで磨くのです。(以下略)

未来志向(Futuristic)

「もし・・・だったら、どんなに素晴らしいだろうなぁ」と、あなたは水平線の向こうを目を細めて見つめることを愛するタイプの人です。未来はあなたを魅了します。まるで壁に投影された映像のように、あなたには未来に待ち受けているかもしれないものが細かいところまで見えます。この細かく描かれた情景は、あなたを明日という未来に引き寄せ続けます。この情景の具体的な内容——より品質の高い製品、より優れたチーム、より良い生活、あるいはより良い世界—— は、あなたの他の資質や興味によって決まりますが、それはいつでもあなたを鼓舞するでしょう。あなたは、未来に何ができるかというビジョンが見え、それを心に抱き続ける夢想家です。(以下略)

目標志向(Focus)

「私はどこに向かっているのか?」とあなたは自問します。毎日、この質問を繰り返します。目標志向という資質のために、あなたは明確な行き先を必要とします。行き先がないと、あなたの生活や仕事はたちまち苛立たしいものになる可能性があります。ですから毎年、毎月、さらに毎週でさえ、あなたは目標を設定します。この目標はあなたの羅針盤となり、優先順位を決定したり、行き先に向かうコースに戻るために必要な修正をする上で、あなたを助けてくれます。(以下略)

内省(Intellection)

あなたは考えることが好きです。あなたは頭脳活動を好みます。あなたは脳を刺激し、縦横無尽に頭を働かせることが好きです。あなたが頭を働かせている方向は、例えば問題を解こうとしているのかもしれないし、アイデアを考え出そうとしているのかもしれないし、あるいは他の人の感情を理解しようとしているのかもしれません。何に集中しているかは、あなたの他の強みによるでしょう。一方では、頭を働かせている方向は一点に定まっていない可能性もあります。内省という資質は、あなたが何を考えているかというところまで影響するわけではありません。単に、あなたは考えることが好きだということを意味しているだけです。あなたは独りの時間を楽しむ類の人です。(以下略)

戦略性(Strategic)

戦略性という資質によって、あなたはいろいろなものが乱雑にある中から、最終の目的に合った最善の道筋を発見することができます。これは学習できるスキルではありません。これは特異な考え方であり、物事に対する特殊な見方です。他の人には単に複雑さとしか見えない時でも、あなたにはこの資質によってパターンが見えます。これらを意識して、あなたはあらゆる選択肢のシナリオの最後まで想像し、常に「こうなったらどうなる? では、こうなったらどうなる?」と自問します。このような繰り返しによって、先を読むことができるのです。(以下略)

結果を見てどう思うか

まぁ、こういうものかなぁというところ。あまり意外なところはない。この書籍で定義している才能とは「繰り返し現れる思考、感情および行動パターンであり、何かを生み出す力を持つ資質」であり、これはこの先も変わらないもの(新しい才能を身につけようとしても難しい)、というようなことが書かれていたがその点は本当にその通りかどうか、少し疑問が残る。
なぜなら、5 つのうちトップで出てきた「最上志向」は自分が生来持っていた資質だと言われると少し違和感があるから。短所を引き上げるよりも強みを伸ばすほうが大事だということはここ 2,3 年の間に読んだ本、接した人から影響されてそう考えるようになったものだし、何より本書の第 1 章、2 章を読んだことで更に強化されていたと思う。*1
それを考えると小飼弾氏が書いているようにまず先にテストを受けた方がよいのかもしれない。いずれにしてもわずかな出費でこうしたテストが受けられるし、書籍の本文からも得るものがあったので満足度は高い。ぜひやってみたらいいと思う。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう—あなたの5つの強みを見出し、活かす
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう—あなたの5つの強みを見出し、活かす

*1:テスト受験の説明は第 3 章に書かれている