20: 好き嫌いの影響範囲について

ある人と話していて苦手な食べ物としてコンポート(煮たやつ)やドライフルーツ類をあげていて驚いたことがある。リンゴのコンポートが入っているからアップルパイも嫌いだそう。
しかし、アップルパイなどはたいていの場合は複数ある選択肢のなかのひとつとして登場するのでアップルパイが苦手だという事実が露呈することはあまりないとのこと。確かに、人参やピーマンが嫌いだという人と比較すると「苦手だということ」が表面化するケースは格段に少ないと思われる。
食べ物の好みなどは有利不利という大げさな問題ではないけれど、同じようなことがら(アップルパイが苦手、ピーマンが苦手)でも影響範囲に差が出ること、またその差異は本人の実力などではなく完全に外部要因であることなどが面白いと感じた。