23: 文章を書くことで得られるもの 1
書くことがないという不安に打ち克つ経験
自分には書けないのではないかという不安、と言い換えたほうがいいのかもしれない。打ち克つことができるのかどうか、自身においては現時点ではまだ打ち克ったとは言いがたいので経験談として語ることはできないが、それでも長期間にわたって文章を書き続けていると「文章を書くのはごく普通のこと」というふうに身体知化されるだろうと思っている。歯ブラシで上下左右の歯を掃除することが当たり前のルーティンになっているのと同じように。
また、例えば「語彙を増やす」という目標があったとして、それは文章を書くこと以外の手段でも達成できるかもしれないが、こればっかりは実際に書かない限りは不安を解消するのは難しいだろうと思う。文章術の本などを読むことがあってもそれだけでどうにかなる話ではなく、ただ実践あるのみ。